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おみ図書館に洋書の本棚 英語の絵本や漫画200冊を収蔵

子供が英語に親しめるよう、英語の児童書や絵本、漫画などを収めた書棚

 麻績村のおみ図書館に今夏、さまざまな洋書を収めた「Omi's English Library」が設置された。英語の絵本や児童書、漫画など約200冊を収蔵。この夏まで麻績小学校・筑北中学校でALT(外国語指導助手)を務めたスティナ・トロールベックさんが設置に尽力し、子供たちが英語に親しむきっかけとなるよう期待している。

 海外の青年による語学教育を通じた国際交流を支援するJETプログラムの一環。トロールベックさんと生坂小学校・中学校ALTケイブル・マディソン・ニコルさんはそれぞれの学校に洋書に親しんでもらおうと米国大使館を通じて助成事業に申請した。生坂中でも近く設置されるという。
 書棚は高さ約1.7メートル、幅約54センチ、奥行き約40センチの木製で、欧米各国の街角で見掛ける個人図書館をイメージした。設計には筑北中学校の技術講師・河上岳さんが協力。おみ図書館とつながる麻績小学校の図書委員会が色を塗って仕上げた。5年生・白木妙音さん(10)と一緒に作業をとりまとめた同・柳原千紗さん(10)は「きれいな色に塗るよう工夫した。大切に使って洋書をたくさん読んでみたい」と話す。
 トロールベックさんは「子供の頃から好きで何度も読んだ洋書を選んだ。多彩な本に触れ、英語学習に頑張ってもらえるとうれしい」と話していた。