山形村でゴボウの収穫が最盛期

山形村でゴボウの収穫が最盛期を迎えている。豊かな風味と香りが特長で、主に県内や北陸地方の市場へ出荷されている。今夏は記録的な猛暑や水不足が続いたが、日照りの中で育つゴボウは「日照りゴボウ」や「照りゴボウ」と呼ばれ生育は良好で、市場でも人気という。
JA松本ハイランド根菜部会ごぼう専門部の副部長・塩原明さん(50)は最盛期、長女の萌音さん(23)らと収穫作業を進める。機械で掘り出されたゴボウは真っすぐで、太さは平均2センチ前後。鮮度を保つため土付きで出荷される。塩原さんは「山形はゴボウの名産地。風味豊かで、白くみずみずしいゴボウをぜひたくさん食べてほしい」と願い「炊き込みご飯や豚汁がお勧め」と話す。残暑が厳しい時期は冷やし豚汁やゴボウサラダもお勧めという。
JA松本ハイランド産のゴボウは県内出荷量の大半を占め、今年は山形村を中心に生産者27人が計6・5ヘクタールで栽培している。同JA管内では8月下旬~11月末までに1万4200ケース(1ケース10キロ)の出荷を予定し、最盛期は1日あたり約600ケースを出荷する。