利用者と地域住民交流 JAあづみあんしんの里楡

安曇野市三郷温のデイサービス施設・JAあづみあんしんの里楡で18日、地域住民を交えた交流会が初めて開かれた。利用者やその家族、住民など約30人が集い、一緒に体操をしたり、もみ殻を燃料にする昔ながらの釜「ぬかくど」で炊いたご飯を味わったりして親睦を深めた。
敷地内の広場にパイプテントを作り、デイサービスで毎日行う歌体操「楡はいいとこ」などを楽しんだ。市内の琴グループ「さくら会」による発表もあり、参加者は演奏に合わせて童謡唱歌を伸び伸びと歌っていた。
会場の一角では、NPO法人・JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんの「ぬかくど隊」が2升の米を炊いた。参加者はデイサービスで仕込んだみそも使っておにぎりを作り、その場で味わった。
あんしんの里楡は毎年8月に夏祭りを開いていたが、新型コロナウイルス禍以降は中断していた。猛暑も考慮し、今年は時期をずらして交流会という形で企画。管理者の古川志乃さんは「ここは地域密着型の施設。互いを地域資源として一緒にやっていきたい」と力を込めていた。