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漆芸術の美を伝えて20年 髙橋節郎記念美術館で記念展

開館20周年を記念した特別展

 安曇野市穂高北穂高の安曇野髙橋節郎記念美術館で12月10日まで、「開館20周年記念特別展」が開かれている。平成15(2003)年に開館した同館の節目を祝い、漆芸術家・髙橋節郎さん(1914~2007)の作品54点を展示する。普段は個人や他の施設が所蔵する作品も数多くそろう。

 17日は館内でオープニングイベントが開かれ、約30人が出席した。あいさつで、宮沢浄水館長は「髙橋節郎の奥深い芸術の世界が広がり、お客さまから『安曇野にこんないい施設があったの』という声を多くいただく」と美術館の魅力に触れた。髙橋さんの妻・千笑さんは「髙橋の理解者や地域、代々館長、友の会の皆さんに感謝した20年」と振り返った。
 館内では同日、14日の髙橋節郎さんの生誕日を祝した記念コンサート「歌は世界を結ぶ」も開かれた。