教育・子育て

厳しい残暑の中...秋の運動会で小学生奮闘

短距離走で全力疾走する子供たち(並柳小)

 中信地区の各地の小学校で16日、秋の運動会が開かれた。厳しい残暑の中、子供たちははつらつとグラウンドを駆け回ったり、組み体操や踊りの演技を披露したりして、集まった保護者や地域住民に成長した姿を見せた。

 同日の松本の最高気温は、9月では観測史上2番目に高い35.6度で、11日ぶりの猛暑日となった。松本市の並柳小学校(291人)では暑さ対策として、3学年ずつ前半と後半に分けて開いた。
 子供たちは号砲とともに全力疾走したり、鉢巻き姿で勇ましいソーラン節を踊ったりした。6年生の組み体操では倒立や肩車、集団ウエーブなどで地域の宝や仲間との絆を表現。最後に、演技を指導した先生を校庭の中央に引き入れ、声をそろえてお礼を言うサプライズを披露し、会場は温かい雰囲気に包まれた。
 1年生の髙山幸太君(7)は運動会後に「かけっこで1位になれなくて悔しかったけれど、楽しかった」と話していた。