鉢盛中「白峰タイム」充実 文化祭で多彩な学び発表へ

組合立鉢盛中学校(朝日村)の3年生が本年度も総合的な学習の時間「白峰タイム」で地域に飛び出し、多彩な学びを進めている。歴史探訪、太鼓演奏、福祉、ものづくり(木工や草木染)、生態系調べ、大豆栽培といったテーマ別の8種の講座で熱心に取り組む。本年度新たに、地域の課題や困り事の解決を目指す「地域お助け講座」も加わった。28、29日の文化祭「白峰祭」で成果を発表する。
太鼓の講座には15人参加。6月から朝日鉢盛太鼓の山﨑佳典さんに教わり、音色やパフォーマンスの完成度を高めている。文化祭では4曲を披露し、桃井唯斗さん(15)は「難しいけど楽しい。昨年の文化祭で見た先輩の太鼓がかっこよくて始めたから、自分たちも記憶に残るパフォーマンスをしたい」と意欲的だ。リーダーの塩原杏果さん(14)は「一人一人上達してきた。ソロ演奏もあるから頑張りたい」と話す。
お助け講座は、朝日村と山形村でそれぞれ活動。朝日村では生徒たちが村役場を訪ねて村の現状を把握。今月上旬には鎖川沿いで外来植物駆除など環境美化作業に励んだ。