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安曇野産やさいスイーツ楽しんで 10月フェア 市内14店参加

参加店舗が夏秋イチゴを使って開発したスイーツ

 安曇野産の野菜を使った期間限定の甘味を販売する「安曇野やさいスイーツフェア2023」が10月1~31日、安曇野市内の飲食店や菓子店など14店舗で行われる。14回目の本年度のテーマは県内市町村で生産量が最多の夏秋イチゴで、これまで市役所で行っていたフェア前のプレイベントの会場を穂高の大王わさび農場に変更し、観光客へのPRを強化する。どら焼きやケーキ、パフェなど多彩な甘味が提供され、店巡りも楽しめそうだ。

 参加店のPRと市内の回遊を図り、安曇野産野菜のブランド力を向上させようと、参加店と市でつくる「安曇野やさいスイーツプロジェクト」が主催する。プレイベントは今月28日と29日に行われ、各店舗のスイーツを集めて販売する。フェア期間中は各店舗を巡るスタンプラリーも実施する。
 市役所で6日に商品発表会があり、参加店舗がそれぞれ開発したスイーツを持ち寄った。初参加となる「大王わさび農場DAIO'sCAFE」(穂高)は、イチゴのプリンやワサビのチーズケーキなどを組み合わせたスイーツ「トライフル」を販売する。少し辛みのある夏秋イチゴとワサビのソースがアクセントになっている。
 13回目の参加となる松月堂西村商店(明科中川手)は7種類の果物と野菜を使った「レインボーケーキ」を提供する。スポンジが7色に分かれており、味だけでなく「インスタ映え」も狙った。
 西村商店の西村浩光社長(59)は「毎年楽しみにしてくれる人がいる。プレイベントの会場が大王わさび農場ということで、全国的に周知するいい機会になるのでは」と期待していた。