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キッセイ文化ホールと浅間温泉旅館協同組合 地元活性化へ連携強化 オリジナル手拭い贈呈

浅間温泉の対象施設でプレゼントするオリジナル手拭い

 松本市水汲のキッセイ文化ホールはこのほど、浅間温泉旅館協同組合との連携をスタートさせた。公共ホールとして地域活性化に役立つ事業にも力を入れていこうと、一番身近な観光地に光を当てた。ホールで開催されるイベントの参加者が同組合の施設に宿泊すると、オリジナル手拭いがプレゼントされる。

 事業戦略を検討する中で、地域の観光・歴史・文化分野との連携強化を目指し、昨年から同組合と話し合いを進めてきた。ホールが会場となる公演などを鑑賞した人が、組合加入の13軒の旅館やホテルに宿泊しチケットの半券を提示することでサービスを受けられる。手拭いは、淡い緑色に白い水玉模様がさわやかなデザインとなる。
 他にもホールのホームページ(HP)「アクセス」内で、宿泊案内として車で約5分の距離にある浅間温泉を紹介。互いのHPにバナーも張っている。
 浅間温泉旅館協同組合の石川真一宣伝委員長は、ホール利用者に浅間温泉を周知するきっかけになると期待し「今後も地元のホールを大切に、連携を広げたい」と話している。キッセイ文化ホールの金井貞徳館長は「地域振興に役立てたら。今回を初めの一歩として、さらなる協力を模索していきたい」と願っている。