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生坂産の甘いブドウ出荷始まる

開所した草尾ぶどう集荷所で品質検査される生坂産の露地栽培ブドウ

 生坂村草尾のJA松本ハイランド草尾ぶどう集荷所で4日、今季の開所式が開かれた。特産の巨峰や人気のシャインマスカット、ナガノパープル、わせ種の高級品種・黄華などが持ち込まれている。10月中旬までの集荷期間中に約8000ケース(1ケース2~5キロ)の出荷を見込む。

 露地栽培ブドウの集荷は3日に始まり、初日は農家12軒が約150キロ、2日目は10軒が約110キロを出荷した。
 今年の生坂産ブドウは降ひょう被害がなく、高温傾向を受けて糖度が高く高品質が期待される。開所式で藤澤泰彦村長は「一年の苦労が実る時期だ。集荷所からの出荷と道の駅での直売、両方の相乗効果で(村ブランドの)"イクサカラット"を知ってもらえれば」と述べた。ぶどう部会川手支部長の田村正啓支部長は「多彩でおいしい旬のブドウをたくさん食べてほしい」と願った。
 JA主催の山清路ブドウ即売会が17日と24日に地元の道の駅いくさかの郷で、10月1日に安曇野市明科のファーマーズガーデンあかしなで開かれる。いずれも午前9時からで売り切れ次第終了する。