地域の話題

松本の下新北町会 地域一丸で華やかコスモス畑つくる

地域一丸となってつくったコスモス畑。ピンクと白の花の色に染める

 松本市新村の下新北町会の住民や地元の各種団体が、町会内で今年初めて栽培しているコスモスが次々に咲き、色鮮やかな花畑となっている。子供からお年寄りまで多くの人に見て楽しんでもらおうと、広さ33㌃の田に種をまいて育ててきた。手作りの看板を設置し、観賞を呼びかけている。

 長寿会会員の山下久喜さんが、収穫後の麦田を使ってコスモスを咲かせようと提案した。住民らで「下新北町会にコスモスを咲かせる会」を結成し、多くの人の協力を得て7月に種をまいた。看板は、地元の元美術教諭・松森清昭さんと松本大学の学生が絵を手掛けた。9月上旬に園内に迷路をつくる計画だ。
 見頃は9月下旬までで、観賞も摘み取りも無料。町会長で、咲かせる会代表の津田武敏さん(73)は「花を育てる心の大切さを学んでもらえたら」と話す。長寿会会員で、咲かせる会事務局の岩間克博さん(77)は「花を咲かせる楽しい農業があることも知ってほしい」と願っている。
 花畑は、下新北公民館北側にある。車で訪れる場合は、公民館に止める。