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気軽に楽しく健康づくり タイムス元気塾に100人

講義を聴きながらストレッチ運動を実践する参加者

 市民タイムスが主催する「第11回いきいき!タイムス元気塾」が29日、松本市巾上のホテルモンターニュ松本で開かれた。みそ店おかみによる身近な発酵食品を使ったレシピの紹介や、体操講師らによる運動指導があり、参加者約100人が健康づくりを楽しく学んだ。

 音楽講師の布野えいじさんが総合司会を務めた。みそ醸造店「萬年屋」(松本市城東2)の六代目おかみ・今井香織さんは、甘酒をほうじ茶やトマトジュースなどで割ったり、料理で塩の代わりに塩こうじを使ったりするなど、発酵食品を手軽に取り入れる方法を伝授した。スピードスケートの五輪金メダリスト・小平奈緒さん(相澤病院)は競技生活での経験を紹介しながら心を整える呼吸法や、凝り固まった体をほぐすストレッチ運動を参加者と実践した。
 昼食では、松本市の食生活改善推進員がレシピを考案した甘酒やみそを使った料理が振る舞われた。
 午後は司会の布野さんの指導で手拍子や発声法を用いた体と頭のリフレッシュ運動をし、最後は元NHKテレビ・ラジオ体操講師の多胡肇さんと、ピアニストの加藤由美子さんが、トークを交えながら普段使わない体の部分を活性化する運動を紹介した。
 相澤病院の特別協力、亀田屋酒造店、ホテルモンターニュ松本、ミュージックプラザオグチ、萬年屋、松本ヘルス・ラボ、かんぽ生命保険松本支店、森永乳業の協賛、松本市食生活改善推進協議会、アルプス運輸建設ウォーター事業部の協力で開催した。