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早くも稲刈り 安曇野・豊科の宮澤さん

安曇野で早くも始まった稲刈り

 米どころ安曇野で28日、コシヒカリの稲刈りが始まった。安曇野市豊科高家の農家・宮澤幸司さん(52)の水田は早くも黄金色に染まり、従業員が大型のコンバインで一気に刈り取っていった。心配された高温の影響もなく、例年どおり良い米ができたという。

 宮澤さんは受託分も含めて40ヘクタールでコシヒカリを栽培しており、収穫作業の労力分散を考えて通常より20日ほど早く田植えを始めている。稲刈りの開始時期は昨年並みで、10月上旬まで続く。宮澤さんは「安曇野のお米のおいしさを一度味わってほしい」と語る。
 JAあづみ(安曇野市豊科)によると、コシヒカリを中心とした主食用米の管内作付面積は例年並みの2130ヘクタール。9月23日ころには県内のスーパーストアに新米が並び始める予定という。収穫作業は9月中旬のピークが見込まれている。