教育・子育て

筑北で9月に保育園児・小学生向け職業体験初企画

初開催となる子供向け仕事体験イベントをPRする筑北村商工会

 筑北村商工会青年部(宮下由光部長)は、9月10日午後1~4時に村坂井支所裏手の駐車場で、保育園児・小学生向け職業体験イベント「筑北kids job(キッズジョブ)チャレンジ」を初めて開く。子供たちが、地域を支えるさまざまな仕事に楽しみながら触れることでその役割や意義を理解し、将来の担い手に就くきっかけづくりを目指している。

 会場内の「お店屋さん」と「大工さん」「設備屋さん」「車屋さん」の4業種の体験ブースで仕事を体験し、「お店屋さん」でお菓子などが買える「お給料」を得る社会・経済の体験イベントとなる。
 村内の工務店や設備業、小売業、農業など商工農の経営者らが指導役を務め、電気回路点検や自動車点検、木工作品制作といった専門業種ならではの体験が楽しめるほか、消防車などの展示もある。
 村内では近年、先代の会社・店舗を継ぐ世代交代の時期を迎え、30~40代の若手経営者が増えつつある。その子供たちが保育園児・小学生に育っており、地域の仕事を学ぶ機会にと、全国商工会連合会の「小規模事業者持続化補助金・ビジネスコミュニティ型補助金」を得て企画した。
 事務局の村商工会は催しに向け、村内の若手が営む各種事業者を紹介するパンフレットも作成中だ。「『村にこんな仕事があるのか』と知って、将来どう働きたいか考えることで、職業選択の視野がより広がれば」と願う。
 問い合わせは村商工会(電話0263・66・2444)へ。