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未就園児の水遊び 小学生が手伝い 塩尻の大門児童館

未就園児のプール遊びを手伝う児童

 塩尻市の大門児童館(大門五番町)で、夏休み中の小学生たちが、親子で来館する未就園児のプール遊びを、自主的に手伝っている。少し年の離れた小さな子との触れ合いを新鮮な気持ちで楽しんでおり、同館は「未就園児を見守りながら、児童たちの成長につながれば」と願っている。

 同館玄関前に未就園児用の小型プールを設置し、週末などを除く毎日午前10~11時に開放している。未就園児が訪れると、児童たちが一緒にプールに入って遊んだり、泣いているのをあやしたりしている。
 22日には親子4組が訪れ、塩尻西小4年の大塚麻結さん(9)と川上夏帆さん(10)が手伝った。大塚さんは「(未就園児)本人のやりたいことを大切にして一緒に遊んでいる」と話した。川上さんは「自分はきょうだいがいないけれど、小さい子たちは本当にかわいい」と笑顔を見せていた。
 長男の陽仁ちゃん(1)と訪れた古畑実和さん(31)=広丘野村=は「近い距離感で遊んでもらって、息子も楽しそう」と話していた。
 同館では毎週水曜午前中、未就園児と保護者向けの「児童館カフェ」を開いている。ただ、今年は塩尻西小の夏休みが学校の改修工事のため8月末までずれ込み、多くの児童を受け入れるため、カフェを休止している。そのため、未就園児向けのプール開放を初めて企画した。

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