松本の90歳・岩原さんが華やか地域へ花づくり 福祉ひろばで毎日水やり

松本市埋橋2の岩原勲さん(90)が、第三地区福祉ひろば(中央4)の花壇でクレオメ(フウチョウソウ科)を育てている。厳しい暑さが続く今夏、花季に合わせて毎日早朝水やりに通う。地域のためになることを願って取り組んでおり、花の成長と開花に目を細める。利用者を楽しませることにも張り合いを感じている。
鉢植えやプランターの分と合わせて、福祉ひろばの建物の周りに50株余ある。高さは1.2㍍ほどになり、ピンク、白、赤紫の花を付けている。
福祉ひろばの行事の手伝いをしている岩原さんが利用者に見てもらえばいいと考えて、一昨年に栽培を始めた。今年は昨年の倍以上の株数に増やした。
8月初旬から毎日午前5時に、福祉ひろばに来てクレオメに水を与える。岩原さんによると花季は9月中旬まで。肥料を施したり、草を取ったりといった作業にも精を出してきた。岩原さんは「きれいな花。長い間咲くところが良いと思う」と笑顔で話している。