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サップ体験が静かなブーム 美鈴湖上で楽しみ方いろいろ

美鈴湖でサップ体験を楽しむ人たち

 松本市郊外の美鈴湖で、ボードに乗りパドルをこいで遊ぶ「スタンドアップパドルボード(サップ)」の体験が静かな人気となっている。近くのキャンプ場の利用者や地元客が、ボードに座りパドルをこいだり、浮かんだボードの上でゆったり寝転んだりと、思い思いの楽しみ方をしている。

 今春から、近くの美鈴湖もりの国オートキャンプ場の指定管理者・柳沢林業(松本市岡田下岡田)が湖の南西で運営している。最初に陸上でスタッフが乗り方を教え、救命胴衣を着けて水に入る。
 体験する場所の水深は3~8メートル。ボードに乗せた椅子に座り、ぬれずに湖面を漂うこともできるという。スタッフの大西賢典さん(32)は「湖面が緑色に見えるので、入るのをためらうかもしれないが、近くで見ると透明度は高い」と話す。「サップはいろいろな楽しみ方ができるのが魅力」と説明する。
 小学校1年の長女と2人乗りを体験した松川村の女性(41)は「風が吹くと気持ちがいい。水の音も心地よかった」と話していた。
 体験料金は18歳以上が90分3500円、10歳~17歳が同3000円。10歳未満の小学生は保護者との2人乗り(同4300円)なら体験できる。申し込みは同キャンプ場(電話0263・46・9990)へ。

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