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木曽で就業体験 愛知から 大学生9人が住み込み 県と町村 滞在費負担

郡内各所で就業体験を始めた学生たち(上松町役場)

 中京圏の大学生が木曽地域で就業体験をする県主催の「住み込みインターンシップ」が21日に始まった。滞在中の宿泊費・食事代を県や町村が負担することで、若者を呼び込み木曽との交流や将来の移住促進につなげる狙いだ。新型コロナウイルスの影響から4年ぶりに開き、愛知県内の4大学から参加した9人が10泊11日の日程で研修を積む。

 4町村の計6カ所で実施している。初日は木曽町役場で合同オリエンテーションを行い、参加者は木曽地域の概要を聞いてから各研修場所に向かった。上松町では地域おこし協力隊で4人、町観光協会で1人が体験をする。協力隊で木工や町のサウナイベント準備などに携わる予定の日本福祉大学(東海市)2年・大谷飛夢さん(19)は「イベントに携わる仕事に興味がある。自然を生かした企画のやり方など期間中にしっかり経験して職業選択に生かしたい」と話していた。
 他の参加者の研修先は農園や農産物加工品製造業、木育施設など。事業は平成29(2017)年から実施している。

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