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松本36.6度で今季最高 大気不安定で夕方激しい雨も

水しぶきを上げて走行する車(18日午後5時45分ころ、松本市島立の国道158号)

 松本地方は18日、晴れて厳しい暑さとなった。最高気温は松本市沢村で今季最高の36.6度を観測し、気象庁の観測点で全国9番目の暑さだった。一方、湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、夕方は局地的に非常に激しい雨が降った。

 同市島立では18日午後5時ころ、大粒の雨が地面をたたきつけるように降った。国道158号などでは行き交う車が水しぶきを上げ、ライトを点灯して徐行するなど慎重に走っていた。猛烈な雨に店の軒下などに避難する歩行者もおり、名古屋市からバイクで観光に訪れた30代男性は「突然の豪雨に驚いた。早くやんでくれたら」と困り顔だった。気象庁の雨雲レーダーによると、松本市街地で午後6時までの1時間に50~80㍉の雨が降ったとみられる。
 19日の松本の予想最高気温は34度で、気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、県内に「熱中症警戒アラート」を発表し、暑さ対策を呼び掛けている。午後には激しく雨が降る所がある見込みだ。