政治・経済

物価高で安曇野市が市内事業者に支援金

支援金の対象などが載ったチラシ

 安曇野市は31日まで、物価高騰で原材料費や仕入れ値が増加した市内事業者を応援する支援金の給付申し込みを受け付けている。直近2年間の決算などで原価率が3ポイント以上増加した中小企業が、原材料や仕入れの金額に応じて、3000円から30万円までを受け取ることができる。22日と23日に個別相談会を開き、対象となる事業者に活用を促す。

 対象となる事業者は小売業やサービス業、卸売業、製造業、建設業、運輸業などで、資本金(出資)や従業員数といった給付要件は市商工会のホームページ(HP)で確認できる。市商工会のHPから交付申請書をダウンロードできる。
 原価率は売り上げに占める仕入れ額や原材料費の割合を示し、物価高騰の影響があっても、価格転嫁ができて売り上げが上がれば上昇しない。市が原価率の上昇率を支援対象の条件としたのは、ただちに価格転嫁することが難しい状況にあり、仕入れなどの負担が増す事業者を支援するためだ。
 市商工労政課の担当者は「締め切りが間近に迫っている。幅広い企業が対象になると思うので、ぜひ検討してほしい」と呼び掛けている。
 個別相談会は22日が三郷商工会館(安曇野市三郷明盛)、23日が穂高商工会館(同市穂高)で、ともに午前10時から午後3時までとなる。
 申し込みは市商工会(電話0263・87・9750)へ。