国際音楽祭・OMF 19日に松本で開幕
世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務める国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)が19日、松本市で開幕する。9月6日までの期間中、一般向けに7プログラム8公演を予定するほか、恒例の歓迎吹奏楽パレードなど地元密着の関連イベントもあり、楽都の夏を盛り上げる。
世界の第一線で活躍する奏者がそろうサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)はメインのオーケストラコンサートに出演。Aプログラムはステファン・ドゥネーブさんが指揮し、7年ぶりに市民合唱団も歌声を響かせる。Bプログラムは映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズさんが初登場し、自身の曲を指揮する。抽選販売したチケットは倍率約14倍と高い注目を集めた。それぞれ市内外でスクリーンコンサートが予定されている。
開幕公演はドイツ歌曲の「リートデュオ」発表会、SKOメンバーが出演する室内楽公演も多彩にそろう。教育プログラムで中学生を招待する「子どものためのオペラ」は一般向けの公演もあり、4幕構成の「ラ・ボエーム」第1・2幕を上演する。
音楽祭出演者が病院などに出向いて一流の演奏を届ける「温ったか出前コンサート」も計画されている。30日には市立博物館での特別出前コンサート(詳細は後日発表)も予定する。
公演のチケットは、オーケストラコンサートAプログラムの27日分とBプログラムを除き、若干ずつ取り扱いがある。問い合わせは実行委(電話0263・39・0001)へ。