政治・経済

松本空港の活性化へアイデア募る 10月に「アイディアソン」

記者会見する武田さん(左)ら

 県営松本空港ターミナルビルや信州スカイパーク(松本市、塩尻市)のにぎわいを創出するアイデアを練るプログラム「信州まつもと空港アイディアソン」の開催が10月7~9日、空港などを会場に計画されている。参加者が4チームに分かれて空港関係者へのヒアリングや周辺観光地の視察を短期集中で行い、最も優れた案の実現を来年度以降に目指す。

 オーストラリアの大学で学びながら、地域活動に取り組む一般社団法人・ミドルマン(安曇野市豊科)の代表理事を務める武田朋己さん(21)と、若手経営者らが実行委員会を組織して初開催する。武田さんは松本空港のイベントで自身が集めたグッズを展示した経験があるなど、飛行機や空港が大好きだという。民間や若者の感性を生かしてにぎわいを創出したいと企画した。
 今回は空港設備や路線拡充といったハード面ではなく、ターミナルビルの利活用法といったソフト面に軸足を置いてアイデアを練る。参加者20人を全国から募る。2泊3日の日程で滞在し、空港や近隣のワイナリーなどを見学、最終日に公開プレゼンを行う。
 武田さんは、国際化や国内線増便に向けてターミナルの整備が進む神戸空港では、野菜のオブジェの展示など「テーマパーク」をコンセプトにさまざまなアイデアが形になりつつあるとし、「自由にアイデアや自分の思いを出し合う機会にしたい」と話す。
 18日からプログラムのウェブページで参加者を募集する。参加費は1万5000円(学生は5000円)。問い合わせは武田さん(電話080・2244・1128)へ。