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名建築・器・ワインじっくり堪能 25日にアルモニービアンで「百器夜行」

器の見本を手に「百器夜行」をPRするスタッフ

 松本に根付いた手仕事の魅力を季節ごとに楽しむ「工芸の五月」の通年企画の一環で、名建築を舞台に工芸と飲食を堪能する「百器夜行」が25日午後6時から、松本市大手3のアルモニービアンで開かれる。国の登録有形文化財となっている建築とともに、作家が手掛けた器での軽食や塩尻産ワインを味わう。

 開始30分前から品定めの時間を設ける。県内4人による陶とガラスの6寸皿(直径18センチ)から選んだ好みの1点に盛り付けたオードブルが提供され、シニアソムリエが合わせたワイン2種と楽しむ。皿は使用後にスタッフが洗浄し、各自持ち帰る。一級建築士の藤松幹雄さんと都市計画家の倉澤聡さんによるミニトーク「近代建築と松本」や出品作家の作品販売もある。
 昨秋、大名町で開かれたクラフト市に続き、まちとの関わりを深めようと計画された。工芸の五月実行委員会は「建物にゆっくり注目する機会として、器、ワイン、料理とともに楽しんでもらえれば」としている。
 定員80人で参加費は7800円。ドレスコードはない。工芸の五月ホームページから申し込む。問い合わせは、17日以降にNPO法人・松本クラフト推進協会(電話0263・34・6557=火・木曜日午前11時~午後4時)へ。

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