先祖迎える盆花多彩 売り場にぎわう

13日はお盆の入り―。中信地域では12日、先祖の霊に供える盆花の売り場がにぎわった。農産物直売所などに色とりどりの花がずらりと並び、買い物客はいい供養ができるように、じっくり品定めしていた。
松本市の今井恵みの里の直売所も朝から盛況だった。神林の山口秀明さん(68)は「1年間の家族の無事を報告したい」と話し、一族の墓地に供える花束を何本も抱えていた。
連日の猛暑で花の生育が心配されたが、恵みの里の大塚大洋店長(45)は「思った以上にたくさんの花が出荷されている」とほっとした表情だった。迎え盆の13日も午前8時から盆花を販売する。