OMF歓迎吹奏楽パレードに向け子供たちが指揮杖の扱い方学ぶ

国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の関連事業「歓迎吹奏楽パレード」に向けて9日、パレード隊を指揮しながら率いるドラムメジャーの講習会が松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。市内を中心とする小中学生17人が指揮杖の扱い方を習い、20日の本番へと意欲を高めた。
松本シティーマーチングバンド副代表の下形和彦さんが講師を務め、ドラムメジャーは「先頭で曲の雰囲気やバンドのイメージを真っ先に見てもらえる」と激励。子供たちは長い指揮杖を構える基本の姿勢や拍子の取り方などを丁寧に教わり、出発の合図は曲調に合わせて変化を付ける工夫も学んだ。
旭町小6年・今井多笑さん(12)は「格好良く見えるように頑張る。皆をしっかり引っ張って、リズムよくやりたい」と張り切り、高綱中3年・山田愛悠さん(14)は「回転など思っていたより難しい。明るい曲の雰囲気が見ている人にも届くよう練習したい」と話していた。
講習会は、パレード実施主体の松本吹奏楽協会が主催し5回目となった。