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山崎貴さん展覧会 企業とコラボしグッズ続々

山崎展のグッズがずらりと並ぶ美術館ミュージアムショップ

 松本市美術館の特別展「映画監督山崎貴の世界」に合わせて、地元企業連携の展覧会オリジナルグッズが続々と登場している。市内出身の山崎貴監督が書き下ろした展覧会キャラクター「Y―cat(ワイキャット)」を用いた約20商品があり、来訪者が鑑賞の記念に買い求めている。

 市美術館ミュージアムショップにはほぼ全ての商品がそろう。市内の革職人が手掛けるコインケースやレザーキーリング、紙卸商社のメモ帳やステッカーなどさまざまだ。アウトドアメーカーゼインアーツ(島内)の「LEDランタン」と「スタッキングタンブラー」は、Y―catをワンポイントにしたモノトーンのシンプルなデザイン。同社の小杉敬社長と山崎監督という「クリエーティブな二人が重なる」と一般社団法人・松本映画祭プロジェクトが仲立ちした。
 ミュージアムショップの鬼頭千佳店長は「お気に入りのY―cat商品を見つけて親しんで」と話す。
 老舗菓子店・開運堂(中央2)は「Y―catマンジュウ」を発売した。白黒のY―catをイメージし、ココア生地で白餡を包んだ洋風ミルクまんじゅうで、パッケージは山崎監督が監修。直営店や委託店では箱売りやばら売りを、美術館ではオリジナル巾着袋入りを扱う。渡辺恭子常務は「映画の舞台裏が体感できる素晴らしい展覧会。美術館の内外が山崎展で盛り上がればうれしい」と話している。