政治・経済

ふるさと納税 塩尻市が返礼品拡充へ事業者向け説明会 21日

返礼品の拡充のため事業者向け説明会をPRする職員

 塩尻市は、ふるさと納税寄付金制度の返礼品の拡充を図るため、塩尻と関連する製品やサービスを出品する事業者の募集説明会を21日に初めて行う。新たな返礼品を開拓し品目を増やすことで、市の魅力を最大限アピールする狙いだ。

 市と市振興公社が返礼品新規開拓を模索する中、地元事業者の制度への認知度が低いと分かった。説明会は21日午後2時から市民交流センター・えんぱーくで行い、3~4時に個別相談会もある。
 10月に制度の募集基準や地場産品基準が改正され、9月の〝駆け込み納税〟が予想される。市は今秋にふるさと納税のポータルサイト登録数を7件から9件に増やし、既存登録サイトの一部を刷新する。
 制度は地方創生を応援する税制で平成20(2008)年に始まり、寄付金額が所得税や住民税から控除される。寄付者への返礼品は寄付金額によって異なり、市が用意しているのはワインやシャインマスカット、高級腕時計、プリンターなど7月末時点で291点。
 市のふるさと納税の寄付受け入れ金額は昨年度が4億782万円、本年度が7月末時点で昨年同月並みの6319万円。関東圏や大阪、兵庫が多い。市秘書広報課の担当・松田麻美さんは「自社ホームページがない事業者もある。ここでPRして販売促進になれば」と話す。
 説明会への参加は個人事業主、法人を含む。希望者は市ホームページで申し込みできる。問い合わせは同課(電話0263・52・0280)へ。