踊りの輪 木曽の夏戻る 福島の広小路 4年ぶり 連夜改め次回10日

新型コロナウイルスの影響で休止していた「夏の木曽踊り」が4年ぶりにかえってきた。木曽町文化交流センター前の広小路に、そろいの浴衣を着た木曽踊保存会員の高くて伸びやかな歌声が響き渡り、三々五々集まった住民が踊りの輪に加わる。「木曽のお土産に」と観光客に踊り方を指導する姿も久しぶりだ。
大小のちょうちんやぼんぼりが飾られた広場に踊りの輪をつくる催しは夏の風物詩だったが、ここ3年間は休止が続いた。コロナ禍前の「連夜実施」形式を改め、今夏は3夜予定する。初日の5日夜は40人余りが輪をつくり、民謡「木曽節」に合わせてゆったりと踊った。保存会長代理の越孝弘さんは「ようやく夏が戻ってきた」と話していた。
10日と13日にも開催する。午後8時から地元の木曽義仲火牛太鼓保存会による太鼓の演奏があり、同20分ころから踊りの輪をつくる。