政治・経済

新しい夏祭り・山形じゃんずら発案

「村民の主張」の募集チラシ、うちわを手にプレイベントをPRするじゃんぷろのメンバー

 山形村の農業者トレーニングセンターグラウンドで14日、4年ぶりに開かれる「夏祭り山形じゃんずら」で、10~20代の村民が発案したプレイベントが初めて行われる。日頃なかなか言えない思いなどをステージ上から叫ぶ「村民の主張」や、村ゆかりのアーティストらによる音楽ライブ、うちわを使った遊びを予定。村民の主張は誰でも参加でき、参加者を募集中だ。

 今年発足した祭りの若者ワーキンググループ「じゃんずらぷろじぇくと(略称・じゃんぷろ)」の12人がアイデアを出し合った。午後4時40分にスタートし、ライブに続き、6時20分ころから村民の主張がある。
 主張の募集チラシをデザインした専門学校・未来ビジネスカレッジ2年の野口準平さん(19)は「日頃の感謝を伝えたり、ささいなことでも叫んでみたりして楽しんでほしい。当日飛び込み参加もOK」と呼び掛ける。
 じゃんぷろ代表で松本大学4年の大岩音寧さん(22)は「企画が実現できうれしい。来年以降につなげたいし、祭り以外の村のことも考えるようなグループに発展できればいい」と話している。
 7時から開会セレモニーと踊り、8時15分から花火の打ち上げがある。
 村民の主張の参加申し込みは村教育委員会(電話0263・98・3155)へ。
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 祭りの実行委員会と、10~20代でつくる若者ワーキンググループが、祭りのうちわを作り、地域の子供たちに贈った。じゃんぷろのメンバーの手描きイラストをデザインした。1本ずつ動物のイラストが載り、祭り会場で同じ動物のうちわを持った人を見つけると、プレゼントがもらえる。
 7月下旬に山形保育園、やまのこ保育園、山形小学校、組合立鉢盛中へ届けた。山形小には百瀬純雄公民館長が訪れ、児童会長の中村紘君、副会長の上條恭平君と大月梨瑚さんが受け取った。児童たちは「ペアを探すのが面白そう。遊びに行きたい」と話した。うちわ裏面には、「じゃんずら音頭」の踊り方を公開中の村教育委員会ユーチューブチャンネルにつながるQRコードが載っている。約2000本を作り、祭り会場でも子供たちに配る。