ラジオ作りに熱中 松本で工作教室

小中学生、高校生が参加したラジオ工作教室(松本電子部品主催、サーキットデザイン協賛)が6日、松本市里山辺の市教育文化センターで開かれた。ものづくりの楽しさを体験してほしいと企画された催しで、参加者は作業に熱中し、完成したラジオから音が流れると充実した笑顔を見せた。
松本、塩尻両市のほか、県内各地から15組が参加した。「スパイダーコイル」と呼ばれる部品を作り、ほかの部品と組み合わせて仕上げた。山辺小学校5年生の降籏真君は「達成感がある。電子工作が好き」と満足した表情を見せた。梓川中学校2年生の三澤乃琉さんは「ラジオから音が出た時はうれしかった。家で聞いてみたい」と願った。
いずれも松本市在住の三島孝博さん(58)、小池幸永さん(72)、堀内孝夫さん(72)が企画した。松本電子部品を営む三島さんは「夏休みの1つの思い出になればうれしい。科学への入り口にしてもらえれば」と話していた。