松本盲学校・長野盲学校の合同チーム フロアバレーで全国大会へ
県松本盲学校(松本市旭2)が、県長野盲学校(長野市)と合同チームをつくり、23日から静岡県で行われる第7回全国盲学校フロアバレーボール静岡大会に出場する。全国の盲学校の各地区予選を勝ち抜いた10チームと日本一を争う。松本盲学校の出場は4年ぶり3回目となる。選手は10~50代で、松本の3人、長野の5人が互いの学校を行き来し、熱の入った練習を続けている。
フロアバレーは、視覚障害者と健常者が一緒になってプレーできる1チーム6人制の球技で、バレーボールのコートを使い、ボールを床に転がして得点を競う。全国盲学校体育連盟が毎年、全国大会を開いている。松本盲学校は平成29(2017)年と令和元年の2回出場しており、昨年は長野盲学校が出場した。
今回は両校の競技者が減ったことから合同チームを組み、6月に行われた北信越大会で優勝して全国の切符をつかんだ。松本盲学校の清水冴恭さん(17)は「人数が減っている中で試合ができることに感謝しかない。フロアバレーをもっと盛り上げたい」と活躍を誓う。長野盲学校の牧野貴史さん(18)は「学校が違うので連携を深めるのは大変だが、声をかけあって頑張る」と意気込みを語った。
松本盲学校は本戦では1度も勝てていない。同校フロアバレー部顧問の加藤寛教諭は「初戦突破を目指し、本番に向けて力を高めていきたい」と話していた。