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中学生 北海道から木曽へ 「福島」の縁で交流 きょうまで滞在 そば打ちも体験

そば打ちに挑戦する北海道の中学生。木曽町の中学生たちが見守った

 北海道福島町の中学生5人が4日まで3泊4日の日程で、親善友好提携を結んでいる木曽町に滞在中だ。3日は、木曽町の中学生9人と一緒に、相撲どころ・木曽を象徴する町民相撲場を見学したり、ふるさと体験木曽おもちゃ美術館でそば打ちに挑戦したりして、和気あいあいと友情を育んでいる。

 そば打ち体験では、麺棒でうまく生地を延ばすのに苦労し、力を入れ過ぎないよう真剣な表情で作業をしていた。包丁で生地を細く切る時は「太くてうどんみたい」「ななめに切ってる!」などと笑い声が絶えなかった。
 福島町の中学2年生・中村柊太さん(13)は「新しい友人と、久しぶりのそば打ちを楽しめた」と満足げで、木曽町中2年・田川遥太さん(14)は「北海道の中学生はみんな元気で、本当に木曽を楽しんでくれているのがうれしい」と話していた。
 合併前の旧木曽福島町と同じ「福島」の町名が縁で、平成2(1990)年から交流が始まった。希望する中学生が隔年で相互訪問している。