教育・子育て

聖南中生徒が旧善光寺街道巡るイベント計画

旧善光寺街道のウオーキングイベントを企画する聖南中「善光寺街道グループ」のメンバーたち

 筑北村の聖南中学校の生徒たちが今秋、村内の旧善光寺街道を巡るウオーキングイベントを計画している。街道沿いの名所・旧跡を生徒の案内で巡る初めての企画で、道中で和太鼓演奏の披露なども思案中だ。成果として、歴史ある街並みや文化を歩いて楽しむ観光モデルを村などに提案したい考えで、9月初めにも参加者の募集を始める予定だ。

 総合的な学習の時間「あずまやタイム」の「善光寺街道グループ」に所属する1~3年生約20人が、村や善光寺街道協議会会長の小瀬佳彦さん(59)=麻績村上井堀=の協力を得て準備を進めている。
 10月29日に開催予定で、村役場からマイクロバスで乱橋の「立峠石畳」へ移動した後、坂北青柳の「大切り通し」まで歩く約8キロのコースを想定している。約50人の参加者を集め、生徒たちがグループ別に案内して名所などを紹介する。
 企画のきっかけは、昨年秋6月に村内外から約90人が参加して開催されたウオーキングイベント「ふるさと再発見 善光寺街道の今を歩く」(市民タイムス主催)だった。生徒たちはボランティアでガイドを担当し、独自に企画したいと考えたという。案内した3年・宮坂栄寿さん(14)は「ガイドを通じ地元に興味を持ってもらう難しさを実感した。だから後々に続くようにやりたい」と話す。
 3年・雫田桃花さん(15)は「村には多くの名所・旧跡があるが、あまり知られていない。魅力を伝え、好きになってもらい、村の活性化に役立てば」と意気込んでいる。