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盛よし後継店プレオープン 通常営業は18日から

にぎわう盛よしの店内

 店主の体調不良で3月に閉店した老舗洋食店「民芸レストラン盛よし」(松本市深志2)を引き継いだ店が2日、以前の店舗でプレオープンした。盛よしの味の復活を待ちわびた予約客が訪れ、ハンバーグやカニクリームコロッケを味わい、笑顔を見せていた。

 自治体などと地域活性化プロジェクトに取り組む、千葉市のオニオン新聞社が経営する。盛よしを経営した須沢盛義さん(72)の協力で全メニューを復活させ、盛よしで働いていた調理担当の男性2人が料理する。店長は、同社の社員で、復活への事業を担った安曇野市在住の淺川和也さん(34)が務め、店名は「民芸レストラン盛よし by onion」になる。
 須沢さんも訪れて料理を味わい、「昨日指導したので、大方味も良かった」と話した。家族3人で訪れた樋口友紀子さん(29)=開智2=は「以前と変わらず、ハンバーグが軟らかくて、おいしかった」と笑顔だった。
 オニオン新聞社の山本寛社長(43)は「ホールの従業員を募集したら、盛よしによく通っていたという人たちですぐに集まった。今後も愛される店であり続けたい」と話していた。
 プレオープンは6日までで、予約が必要。7日正午から復活弁当を限定100個販売する。通常営業は18日から。火曜定休。問い合わせは同店(電話0263・75・7042)へ。