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女子軟式野球の長野フェアリーズ 創立3年目で全国大会へ

初出場する全日本中学女子軟式野球大会に向け意気込む長野フェアリーズの選手たち

 筑北村坂井を拠点に活動する女子軟式野球チーム・長野フェアリーズ(原山哲也代表)が、8月17~23日に京都府で開かれる「第8回全日本中学女子軟式野球大会」に、県代表として初めて出場する。中学校1~3年の選手11人は、創立3年目でつかみ取った全国の舞台での活躍を誓い、練習に一層の力を注いでいる。

 今月2日に千曲市内で開かれた県代表決定戦で、長野クラブと長野東ガールズとの3チーム総当たり戦で優勝し、出場権を勝ち取った。全国大会には46チームが出場予定で、県勢初の初戦突破を目標にする。
 原山代表は3年前、小学生女子軟式野球の県選抜チームで監督を務めたが、新型コロナウイルス禍で全国大会が中止に。3年生5人全員が当時の教え子で、県代表として全国の舞台に連れていくのが悲願だった。
 意識して県外強豪チームとの練習試合や、全国規模の大会への参戦に積極的に取り組んできた。原山代表は「選手の人数こそ少ないが、みんな明るく声も大きく士気は高い。大会が県勢のレベルを引き上げる第一歩となれば」と願う。
 主将を務める小諸東中3年・北島雫帆さん(15)=小諸市=は「楽しんで戦って、選手一人一人の実力を引き上げたい」と意気込む。
 チームの相談役で村議会議員の宮下敏彦さん(65)は「快挙だ。チームの活躍で村も元気になれる。ぜひ勝って長野県の女子野球を活気付け、けん引していってほしい」と期待している。