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御嶽海連勝ならず 大相撲名古屋場所8日目

明生(右)に寄り切りで敗れた御嶽海(読売)

 大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)中日8日目の16日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、西前頭3枚目・明生(立浪部屋)に寄り切りで敗れた。連勝はならず、1勝7敗と負け越しまで後がなくなった。9日目の17日は、東前頭筆頭の錦木(伊勢ノ海部屋)と対戦する。

 まわしを取られるとうるさい明生に対し、もろ手の立ち合い。御嶽海は、相手の右おっつけで左を絞られながらも一歩も引かず、懸命にこらえる。だが、右で上手を奪われ、右脇にも左をねじり込まれてからは劣勢に回り、追い込まれた土俵際で逆転の投げも試みるも、伸びた上体では相手を慌てさせるには至らなかった。
 錦木は今場所すでに7勝と好調。対戦成績は幕内通算5勝2敗と御嶽海が白星先行も、先場所は立ち合い出足が鈍く押し返され、出し投げに屈した。