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御嶽海ようやく初白星 大相撲名古屋場所

霧島(右)を押し出しで破った御嶽海(読売)

 大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)7日目の15日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は結びで、西大関の霧島(陸奥部屋)を押し出しで破り、今場所初の勝ち名乗りを受けた。自己最長となっていた初日からの連敗を6で止めた。ようやく初白星を手にした御嶽海は中日8日目の16日、西前頭3枚目・明生(立浪部屋)と対戦する。

 新大関を相手に、押しに徹した大関経験者の力強さが光った。霧島の左差し狙いを右おっつけで許さず、一歩も引かない御嶽海。下から圧力をかけて強く踏み込み、左のど輪も見舞って相手をのけ反らせて何もさせない。瞬く間に土俵際に追い詰めて勝負を決めた。
 明生には幕下時代から通算10勝5敗と白星先行も、御嶽海が2連敗中。先場所は、立ち合い踏み込んで攻めるも詰め切れず、右を手繰られ崩され、送り出しに屈した。