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子供たち カヌーの技磨く 安曇野 明科・龍門渕公園でキャンプが始まる

龍門渕公園で始まったキッズキャンプ。全国から集まった子供たちが前川で練習している

 犀川に隣接する安曇野市明科中川手の龍門渕公園で15日、子供を対象にしたカヌー合宿「カヌースラローム・キッズパドリングキャンプ@安曇野」が3日間の日程で始まった。全国各地から小学校4年生~高校2年生の24人が参加し、和気あいあいと楽しみながら技術を磨いている。

 カヌー元日本代表の吉田拓さん(34)=東京都=と、北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続で五輪に出場した矢澤一輝さん(34)=青森県、シドニー五輪に出場した安藤太郎さん(46)=松本市島内=の3人が初めて企画した。
 初日はレベル別に分かれ、吉田さんや矢澤さんなど元日本代表選手ら4人が指導に当たった。子供たちは公園内を流れる前川で常設のゲートを何度もくぐり、素早い回り方などを練習していた。
 合宿は仲間と出会い、さらにカヌーを好きになってもらうことが目的。夜は長峰山にある宿泊施設・天平の森(明科光)に宿泊し、最終日は万水川から前川までを川下りする。
 前川は水の流れが強すぎず、初心者も練習しやすい環境だという。吉田さんは「自分も、合宿で出会った仲間と大会で再会するのがモチベーションになっていた。全国の仲間がつながる機会になれば」と話している。