教育・子育て

生坂中生徒がブドウの袋掛け作業

未成熟の巨峰の房一つ一つに紙袋をかぶせる生徒たち

 生坂村上生坂の生坂中学校近くのブドウ畑で13日、1年生11人が栽培に取り組む大粒ブドウ「種なし巨峰」を病害虫から守る袋掛け作業が行われた。春からビニール掛けや芽かき、誘引、摘心など細かな手入れを怠らず手塩にかけている。まだ黄緑色だが大きく育った房一つ一つに育成の仕上げとなる紙袋をかぶせ、9月の収穫を心待ちにした。

 村特産のブドウについて学ぶ1年生恒例の学習で、栽培を指導する村農業公社職員の森野富美子さんの手ほどきを受けた。
 生徒たちは20㌢ほどに成長した房に余分な水滴や害虫が付いていないか確認し、専用の針金付きの紙袋を丁寧にかぶせていった。好奇心から、未熟で酸っぱい実をつまんで「味見」してみる生徒も。秋に直売所で見掛ける甘いブドウに育てる苦労を、身をもって学んでいた。
 荻村花帆さん(12)は「紙が破れないようきれいに袋をかぶせるのは大変。みんなで丹精込めた巨峰を収穫するのが今から楽しみ」と笑顔で話していた。

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