住宅難につき、お宅拝借! スズメがツバメの巣リフォーム

松本市刈谷原町のコンビニエンスストアで、スズメがツバメの巣をリフォームして巣を作り、子育てに励んでいる。スズメが人目につく場所に巣を作るのは珍しく、来店客も「何の巣?」と不思議そうに見ている。
セブン-イレブン四賀錦部店の側面にある冷凍機械室のドアの上に巣がある。よく見ると監視カメラの上にツバメの巣があり、それを枯れ草で囲むように編み込んでいる。形はかなり不格好だ。観察しているとつがいの親鳥が出入りしていて、姿は見えないがひなと思われるかわいい鳴き声がかすかに聞こえた。
信州野鳥の会顧問の上條恒嗣さん(74)=県1=は「スズメは屋根瓦の隙間のような場所に巣を作るので、形が見えるのは珍しい。手の届くような場所にあり驚いた。最近は隙間のある屋根がなくなりスズメが住宅難になっていて、ツバメの巣を乗っ取るようになった」と話している。