松本市南部に子育て・福祉の拠点 イオンタウンに開所

松本市が南部の子育てと福祉の拠点と位置付ける多世代交流型子育て支援施設「あんさんぶる」が、12日にオープンした。イオンタウン松本村井(村井町南2)の2階に設けられた、未就学児の親子を対象としたこどもプラザと、高齢者らが集う福祉ひろばの複合施設で、市は多世代がつながる交流の場になることを期待している。
同日はテープカットなどのオープニングセレモニーが行われ、臥雲義尚市長は「子供とお年寄りが集い、メロディーを奏でるように豊かな時間を過ごしてもらえれば」とあいさつした。親子連れのほか、村井保育園の園児も訪れ、広々とした室内で遊具を使って遊んだり、福祉ひろばの利用者と交流したりした。
2人の息子と訪れた大野田茉由さん(32)=村井町西1=は「暑い時は外で遊べないのでとても助かる。すぐに買い物もできるので最高です」と喜んでいた。
あんさんぶるは約660平方メートルで、こどもプラザと福祉ひろばが同一フロアにあり、目立った仕切りはない。こどもプラザは平成29(2017)年4月2日以降に生まれた子供と保護者が対象で、火~日曜日の午前9時から午後5時まで利用できる。