教育・子育て

放課後クラブ6年生まで 安曇野市が準備 来年度5カ所で受け入れ

放課後児童クラブ用の部屋に改修される明北小のPC教室

 安曇野市は豊科北小、穂高南小、穂高西小、明科の各放課後児童クラブで、令和6年度から受け入れる小学生を現在の4年生までから6年生までに拡大する準備を進めている。それぞれ教室1室をクラブ用に改修し、年度内に完成予定だ。市は全クラブで6年生までの受け入れを拡大するため、まだめどの立っていない豊科南小、豊科東小、三郷小の3クラブについては本年度内に方向性を示す。

 市内の9クラブのうち、穂高北小と堀金小の2クラブはすでに6年生まで受け入れている。明北小と明南小の2校の児童を対象とした明科は、明北小のPC教室を改修し、6年度から明北小と市明科子どもと大人の交流学習施設ひまわりの2会場を使って2クラブに分かれる。そのため6年度からは小学校数と同じ10クラブとなる。
 豊科南小と豊科東小はともに空き教室がなく、三郷小は本年度内に被服室を改修するが5年生と6年生の受け入れ予想数は教室改修による定員増加分を上回っている。市は空き教室を改修し、足りない時は学校の敷地内に新たなプレハブを建て、それでも無理な場合は近隣用地を確保する考えだ。
 市内の児童数は減少傾向だがクラブ利用のニーズは高まり、結果として受け入れる児童数は増えている。市子ども家庭支援課は「一日も早く保護者の思いにお答えしたい」としている。

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