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小坂田公園に飲食・物販店 塩尻の食 魅力を発信

果物やワインが充実している物販スペース

 塩尻市塩尻町の国道20号沿いの小坂田公園に8日、地場産品を活用した飲食・物販店「小坂田マルシェ790」がオープンする。レストラン、テイクアウトコーナーでは、同市片丘地区産の長芋を活用したメニューに注力する。ワインやブドウなどの加工・農産物も販売し、塩尻・信州産の〝食〟の魅力を発信する。

 「790」は店がある場所の標高を指す。吹き抜ける風が心地よいテラス席があり、北アルプスの眺望を楽しめる。J3松本山雅FCの選手が練習するサッカー場も眺められる。レストランでは長芋(とろろ)を掛けた「白いビーフシチュー」や「白いカレーうどん」、名物の山賊焼き定食などを提供。テイクアウトではシャインマスカットソフトクリーム、長芋キッシュも味わえる。
 店は鉄骨造り平屋約320平方メートル。市は公募設置管理制度を活用。観光事業に携わるマツザワグループの信州芽吹堂(松本市村井町北2、東方弘社長)が設置、運営する。7日に開所式典があり、東方社長は「県内外の方が訪れ、愛される店にしたい」と話していた。
 営業は午前9時~午後6時。