教育・子育て

大相撲名古屋場所へ全校旅行 木曽・上松小150周年記念で

事前学習の最後に、相撲の基本動作の一つ「四股踏み」をする児童。御嶽海関の名古屋場所での勝利を願った

 上松小学校は14日、開校150周年を記念して、同校卒業生で大相撲・西前頭2枚目の御嶽海関(本名・大道久司)の活躍を見学するため、日帰りの全校バス旅行を企画する。6月に御嶽海関が所属する出羽海部屋の木曽合宿が終了したばかりで熱が冷めやらない中、全校153人は、名古屋市のドルフィンズアリーナで9日から始まる大相撲名古屋場所6日目の取組を間近で観戦・応援する。

 旅行を前に6日、校内で事前学習が行われた。福島中学校(現木曽町中)の相撲部顧問として御嶽海関を指導した安藤均さん(64)を講師に迎え、低・高学年別に御嶽海関の人柄、活躍の軌跡や相撲のルール、観戦マナーを学んだ。
 安藤さんは観戦だけでなく、行司の声や力士のびんづけ油の香りなど楽しめるポイントを挙げながら「五感全部で体験できるのが相撲。元気に応援してきてください」と呼び掛けた。3年生の新里柊斗君(8)は「御嶽海関が戦う迫力ある姿を見たり、お相撲さん同士がぶつかる音を聞いたりできるのが楽しみ」とわくわくしている。
 御嶽海関が上松小1、2年生だったころの担任でもあった川上明宏校長は「木曽合宿中の交流も思い出しながら、いっぱい学んできてほしい」と期待している。

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