筑北で夏の風物詩満喫 坂井の安坂川でホタル乱舞

「ほたるの里」として知られる筑北村坂井地区の河川で、ゲンジボタルの発生がピークを迎えた。蒸し暑い夜、川岸や橋の下などを黄緑色の光が舞う幻想的な光景が地域住民を楽しませている。
坂井地区を南北に流れる安坂川では2日夜、午後8~9時を中心に、川沿いのあちこちからゲンジボタルがわき出すように舞っていた。今週いっぱいは楽しめそうで、その後は水田のヘイケボタルに主役が交代していく。
地元でホタルの観察や保護活動に取り組む坂井ほたる愛好会の宮澤信雄会長(75)は「河川改修などで昔に比べれば数は減ったが、今も坂井の夏の風物詩だ。見ると心癒やされ疲れも吹き飛ぶ」と話していた。