教育・子育て

安曇野で病児・病後児サークル始動 にじいろキッズパーク

破った新聞を掛け合って遊ぶ参加者

 安曇野市社会福祉協議会が運営する穂高西部児童館(穂高柏原)で24日、病児や障害児を対象にした親子サークル「にじいろキッズパーク」が本格的に始まった。初回は4組14人が参加し、新聞を破って遊ぶ「新聞びりびり」などで伸び伸びと児童館を楽しんだ。

 集団での感染リスクが低く、外出が可能な「にじ組」の活動を行った。父親やきょうだい児など、家族全員で参加した家庭もあった。「新聞びりびり」では、子供たちが新聞を破る音や感触を楽しみ、細かくちぎった山が出来上がると親子やきょうだい同士で掛け合って歓声を上げていた。
 活動の最後には、親同士が交流する茶話会もあり、その間は職員が子供たちの面倒を見た。長女(3)にてんかんの症状がある山﨑美苗さん(44)=豊科田沢=は「保育園に預けるのも難しいので、ここで同年代の子との関わり方を学んでもらえれば。自分も夫以外の大人としゃべるのが久しぶり」と笑顔を見せていた。
 にじいろキッズパークは市社協と、病児や障害児の家族支援を行う任意団体「ピアサポートshushu」の協働企画。集団での感染リスクが高く在宅療養が必要な子供を対象にした「いろ組」もあり、主にオンラインで活動する。

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