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麻績村最高峰から筑北の谷広がる 聖山山頂からの眺望復活

南斜面の雑木を除伐して筑北エリア全体を見晴らす眺望を取り戻した聖山の山頂

 麻績村の聖山(標高1447メートル)でこのほど、山頂部南斜面の村有地に生い茂る雑木の除伐作業が行われた。村幹部ら職員6人がチェーンソーなどを使って、筑北の谷を広く見渡す村最高峰からの眺望が復活するようきれいに切り払った。

 聖山は長野市境にそびえ、秋に「ALTRA信州聖山天空ラン」が催されるほか、登山者にも人気で、登山道は聖高原リゾートが整備している。険しい山頂部南斜面は10年ほど前に大規模な刈り払い作業が行われたが、近年は低木が茂って眺めを遮っていた。
 7日に長野市側でササ刈りがあり、車で行ける山頂部北斜面の視界が開けたのに連動して、南斜面も除伐することにした。作業に励んだ塚原勝幸村長は「登ってきた人たちが感激するような素晴らしい眺望を楽しめる第一歩になれば」と話していた。