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子供や生活苦しい家庭支えよう フードドライブで食品提供呼び掛け

松本合庁に持ち込まれた品物と、協力を呼び掛けるポスター

 学校給食のない夏休みに食べ物に困る子供や、生活の苦しい家庭を支援するため、松本市島立の県松本合同庁舎で7月14日まで、食品の寄付を受け付けている。米や缶詰などの提供を呼び掛けている。

 県や県社会福祉協議会などが取り組む「夏休み前フードドライブ統一キャンペーン」の一環。松本合庁では平日の午前8時半から午後5時15分まで持ち込むことができる。
 レトルト食品やカップ麺、菓子類も対象で、賞味期限が1カ月以上あり、未開封で破損していないものを求める。日本語表記、常温保存が可能なことも条件になる。米は昨年度産、一昨年度産に限る。
 集まった品物は家庭や子ども食堂などで活用される。ラップやキッチンペーパー、ティッシュペーパーなどの日用品も対象とする。
 松本合庁には、6月12日の募集開始直後から麺類や調味料などが持ち込まれた。県松本地域振興局総務管理課は「家庭や企業に眠っている食品があれば協力してほしい。物価高の中、食料品に加えて日用品の寄付もありがたい」としている。
 市町村社協、フードバンク信州、NPOホットライン信州などでも受け付けている。
 問い合わせは同振興局総務管理課(電話0263・40・1903)へ。