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砂利と見分けつかず・・・コチドリが松本の駐車場で抱卵中

抱卵するコチドリ。周囲の砂利と同化していて動かないと全くわからない

 松本市和田の松本臨空工業団地にある企業の駐車場で、野鳥のコチドリが抱卵をしている。砂利の裸地をくぼませただけの簡単な巣で、素人目では見つけるのも難しい。
 近くに住む写真愛好家の岩垂誠さん(66)が、観察している巣の場所を教えてくれた。
 コチドリはツバメと同じ頃に日本に渡ってきて夏の間に繁殖をする「夏鳥」で、体長は16㌢ほど。おなかが白く羽は茶色で、目の周りが黄色く縁取られているのが特徴だ。
 駐車場の巣は車を止める枠の中にあり、親鳥が2個の卵を抱いている。動かないと周囲の砂利と同化していて全く見分けがつかない。岩垂さんは「タイヤに踏まれそうな場所にあってひやひやするが、毎年この駐車場に巣を作っている」と話し、無事に育つことを願っていた。

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