政治・経済

松本市 コロナ集団接種再開16日から 高齢者ら対象

16日からワクチンの集団接種が行われるアルピコプラザ

 松本市が5月8日から実施している新型コロナウイルスワクチンの「春接種」で、5月31日までに約1万4000人が接種を完了したことが、市健康づくり課のまとめで分かった。対象者は2回以上の接種を完了した65歳以上の高齢者と、5歳以上の基礎疾患のある人、医療従事者で、市内の105カ所の医療機関で接種を受けた。市は16日からアルピコプラザ(深志2)に集団接種会場を設け、接種を希望する市民に対応していく。

 新型コロナワクチンの集団接種は、3月下旬にいったん終了した。5月8日からは対象者を限定して市内の医療機関で、オミクロン株対応の2価ワクチンの春接種を始めた。春接種の対象となる65歳以上の高齢者約6万2000人のうち、5月8日から31日までに1万2113人が接種した。接種率は19・3%にとどまり、市健康づくり課の担当者は「新型コロナの情報が減ったこともあり、想定していたよりも接種者は少ない」と話す。5~64歳で基礎疾患のある人と医療従事者の接種は1989人だった。
 16日から行う集団接種は、アルピコプラザ4階が会場で、金曜日と土曜日が午後1時から6時まで、日曜日が午前9時半から午後3時半までとなる。1日最大で660人の接種が可能で、予約制となる。今回の集団接種は7月23日までで、その後は9月から対象を広げた「令和5年秋接種」を開始する。
 接種予約は市の公式ホームページのほか、市新型コロナワクチンコールセンター(電話0263・78・1700)で受け付けていく。