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クライミング出張PR 朝日で体験会

自立式ウォールでボルダリングを楽しむ子供とサポートする早石さん(左)

 朝日村を拠点にクライミングの普及や子供の育成に取り組む一般社団法人・ソーシャルクライミングクラブが、自立式のウォール(人工壁)を使った出張体験会を各地で開き、魅力を発信している。昨年度から村内外の学校やイベントで実施し、このほど村農業者トレーニングセンターで村内初のボルダリング体験会を開いた。子供から大人まで和気あいあいと楽しんだ。

 自立式ウォールは縦横約2・5㍍、幅2㍍弱。約120度の傾斜がある点が特徴の一つだ。自立できるスペースがあればどこでも使え、クラブのメンバーらが2時間ほどで組み立て、難易度の違う3種のコースを作った。 体験した親子連れらは、傾斜に驚きつつ何度も挑戦した。子供たちはうまく重心移動してこつをつかみ、フリースクールに通う小学校3年生の大久保花子さん(8)、弟の宗弦君(6)は「楽しい!またやりたい」と笑った。最初は「無理」「できそうにない」と言っていた大人も回を重ねて上段まで登れるようになり、参加者同士で声援を送り合って楽しんだ。
 クラブは、クライミング選手として国体などで活躍した早石利枝さん(50)=古見=が中心になり、昨春に立ち上げた。
 早石さんは「年齢や性別に関係なく同じ課題に挑んで一緒に楽しめる。ぜひ魅力に触れて欲しい」と願っている。
 問い合わせはクラブのインスタグラムか、メール(socialclimbingclubnagano@gmail.com)へ。

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